ふっかつベクター

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ハオルチア・ベクター(Haworthia ‘Vector’)。ガラスコンプト(H. comptoniana hyb.)の自家結実だとか、ベイエリ(H. correcta bayeri)の血が混じっているだとか、諸説あるようだ。

先日のビルモリニアナ(記事:ぺらぺらビルモリニアナ)と同様、見切り100円で購入したもの。左が購入当初。ようやく吸水してふっくらしてきた。

品種乱立で食傷気味の軟ハオだが、本種は葉模様がユニークで、かなり久々に食指が動いた品種であった。新葉の透明度も高く、期待させてくれる。

今年は東側の棚下段をハオエリアとしている。上段でやや陽が遮られるものの、本種を含め概ね悪くない結果であった。生長が早いシンビ系や、硬作りが必要なコンプト寿(H. comptoniana × retusa)など以外はこのくらいの日照でも大丈夫そう。

徐々に寒くなってきて冬型球根たちの調子が上がってきた。例年動き出しが最も早いヘデリフォリウム(Cyclamen hederifolium)。10月頭頃から咲いていた。写真は当時の様子。あまりにも早いのでうっかり薄暗い棚下でシーズンインして、慌てて外に出すのが恒例である。

1か月近く経った現在も咲き続けている。徐々に葉が出て花数も減ってきた。例年秋の原種シクラメン植え替えを、今年からは初夏に行っている。夏越し前に根を触るのはよくなさそうに思うのだが、休眠直後はまだ根が動いていて植え替えのダメージが少なく、秋の動き出しがよいのだとか。

昨秋実生の2年生たちも続々と起きだしてきた。ライサンダー(Cyclamen hederifolium ‘Lysander’)が最も早起き。既に立派な葉が出てきている。

ヘデリフォリウムmixも早起きで、色々な葉が出てきている。個性豊かで今後も楽しみ。

6月に挿し木して7月に脇芽が出た台湾パイナップル(記事:けばけば白蟹)。雨曝し直射の環境で大きく生長した。育ったは良いがこれから温室のどこに収めようか・・・。

東側1F、棚下段、春秋型管理。潅水は概ね1回/2週。日照は波板越し、10-15時くらい。

コンプト系は下段ではやや日照が足りない印象があるが、本種はどうだろうか。要観察。がんばれベクター!

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