フィカス・オオイタビ(Ficus pumila)。ヒメイタビの名で販売されていることもある。この個体もヒメイタビとして、数cmの挿し穂が5本ほどセットになったものを購入したが、半分くらいプミラだった。第三草置き場に置かれている。
登攀性のようだが、さすがにプラカップのつるつるした壁面は登れないようで、中途半端に立ち上がった姿になってしまった。
西日ギラギラの場所でも生きながらえる一方、常湿のパルダリウムでも生きられる適応範囲の広い奴。水苔植えだからかそれほど力強さは感じられないが、本来は強健種のよう。葉の表面に特徴的な凹凸が出ている。
第三草置き場は現状このようになっている。チラや着生ランは窓向きのワイヤーネットに掛け、その木陰にベゴニアなどを置いている。
本種はネットの際に置かれており、特に日照は悪いと思われるが間延びすることは無い。
乾燥か暑さかよく分からないが、原種ベゴニアたちは夏場に葉が溶けるなどかなりのダメージを受けた。ただ蓋つきプラカップなど高湿度にあるものは比較的元気で、この秋から原ベゴはボトル栽培を基本とすることにした。100均に高さ22cmの透明ボトルが売っていたので、順次それに植え替えている。何枚か葉を落としていたジュラウ(Begonia sp. (Julau))も、ボトルに入れてから調子が戻ってきた。
お隣のサリケイ(B. sp.(Sarikei))は葉をすべて落としてただの棒になってしまった。ただ枝はしっかりしているし、脇芽に生気があるのでそのうち復活するように思う。
シンゴニウムは夏場も調子を落とすことなく、着々と葉数を増やしている。写真のネオン(Syngonium ‘Neon’)は、秋に入ってやや生長が鈍ってきたものの、加湿器を稼働させ始めるとまたゆるゆると新葉を展開してきた。乾燥も影響しているよう。同属のチョコレート(S. ‘Chocolate’)も魅力的で、いつか並べたいところ。
銀斑が美しいアルギレウス(Scindapsus pictus ‘Argyraeus’)。これも夏場によく生長した。ただ自然に枝分かれはしなさそうだったので、節から発根したら切り分けることを繰り返し、おそらく8節くらいの生長点が生じているのではないかと思う。
ハッピーフィールド(Mediocalcar decoratum ‘Happy field’)。カップに入れなくても生長するようだが、水苔は乾かさないほうがよいようなので、一応プラカップに入れている。ゼリービーンズのような極小バルブが可愛らしい。
ネグロセンシス(B. negrosensis)は密閉したプラカップに一杯に生長したため、切り分けて挿し木することに。取れた葉で葉挿しにもチャレンジしている。トップカットは22cmボトルに入れて見られる姿になるよう育てたい。残りは蓋つきプラカップに密閉して発芽発根を促す。第三草置き場は職場なので、さすがに殖やしすぎてそろそろ怒られそう。良い具合になったら自宅に引き上げたい。
自宅ではようやくフレームのビニール掛けが終わり、日中の気温が確保されるようになった。フレーム裏から見るこのサボテンゾーンがお気に入り。この辺りはフレーム東側にあり、9時半頃から徐々に陽がさしてくる。
フレーム西端。縁側に沿って細長いフレームになっている。こちら側は朝9時くらいから陽がさしてくる。来月くらいに第二草置き場のアガベ・ブロメリアを収容する予定。果たして収まるのか・・・。
フレーム内気温。日中27℃くらい、朝方10℃くらいで推移している。秋らしい素晴らしい気温差である。この気候がずっと続いてほしいが、週末冷え込むようだ。夏型の休眠が進むのだろうか。
第三草置き場、西側窓辺、春秋型管理。水苔表面が乾いてきたら潅水。直射は13-15時くらい、遮光なし(擦りガラス越し)。
自宅にもプラカップ入りの本種がいくつかある。土にも植えてみたいので伸びたら挿してみたい。その調子、がんばれオオイタビ!
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