フェロカクタス・刺無王冠竜(Ferocactus glaucescens f. nuda)。前回(記事:じゃばらの棘無王冠竜)より約2年4か月振り4回目の登場。4回目に記事にした際には下記のように生長の過程を見返すことにしている。ただ今回は、単植前の写真を撮っていなかった為、だいたい鉢サイズが同じくらいになるよう加工してある。2018年の初回から随分大きくなった。
2株あるうち片方は、本種らしい刺の無い草姿で生長している。時々刺を出すがすぐ落ちる。
アレオーレから蜜を出すので、黒カビが発生するのはフェロの宿命。今年はアリがせっせと蜜を舐めに来ていた。
もう片方は、刺なしとも刺ありとも言えない中途半端な草姿。一時期は刺が落ちたりしていたのだが、ここ最近は刺ありでいくことに決めたのか、立派な刺を出しつつある。3年もの長い間プレステラ90に押し込められていたので、接していた手前の部分は変色してしまっている。生長と共に球体の下に隠れてくれるとよいのだが。
ようやくフェロらしい外見になってきたように思う。
ワックス?がゼブラ模様のようになるのが良い。無刺モノは奇形じみていてあまり好かないのだが、本種だけは何故か好み。胴だけでもフェロらしい雰囲気があるからだろうか。
植え替え後は空きのあるこのスペースへ。先に植え替えられた各種雑多なものたちが置かれている。
昨年からラケナリア等のベテランの方と交流させて頂いている。今年は殖えすぎた球根を送って頂いた。まとめて盆栽鉢に植えることにした。
ちなみに、球根の寄せ植えは一気に植え込みが片付くので良さそうに感じるが、後々混ざったり、休眠のタイミングがずれると管理が煩雑になってくる。1種ずつ鉢を分けた方が結局のところ楽。なのだが、何を血迷ったのか、このように植えこんでしまった。小球が多いので、掘り起こしが今から憂鬱である。
棚下で夏越しをしていた原種シクラメンたち。ヘデリがいつの間にかシーズンインしていた。
荒めに植え替えたのでもう少し養生しているかと思えば、既に5輪も咲いていた。凝った花色もあるようだが、野草然としていて私自身はシンプルなものが好み。大変美しい。
東側1F、夏型管理。潅水は概ね1回/週。直射は8-11時くらい、以降13時くらいまで古い波板越しの軟光。寒冷紗1枚(遮光22%程度)。
同時期に2株購入し、もし刺ありと刺なしで育ったら何となくお得感がある。今後に期待。その調子、がんばれ刺無王冠竜!
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