我が家の栽培環境:栽培棚とフレームについて

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 我が家の栽培棚とフレームについて、主に失敗談を記録しておきます。

栽培棚に期待する点と気を付けた点

 地面に鉢を直置きすると、鉢底から病害虫が侵入します。新芽を食べるナメクジ、根に寄生する線虫、不快害虫のムカデ、アリ、ゴキブリなどです。棚設置によってそれらの防除を期待しています。

 また夏は熱せられた地面からの熱気が、冬は冷やされた地面からの冷気が草たちを襲います。最低気温は地表から1.5m程度の高さにある百葉箱で測定しており、放射冷却で地表面は予報より数℃低くなるとされます。それら熱や冷気の影響を低減してくれることも期待しています。

 一方で、覆いをかけたり、高さを出せばそれだけ風に煽られます。よってパーツ同士を十分に結束することには気を配りました。我が家では棚と支柱、支柱とケースを針金で固定しています。また不意の高温に弱い為、温度管理や通風は十分モニターし、手動での調整を行っています。我が家では朝に天気や気温を確認し、温室を開閉しています。

我が家の栽培棚

 我が家では足になる台と、その間に支柱を渡すことで栽培棚としています。高さ調節、季節ごとの移設が大変楽です。

 台には収穫コンテナを使用しています。底面サイズがシステムトレーとほぼ同じで安定感があります。間を渡す支柱は2m支柱(1本200円弱)を使用しています。質によっては多少しなりますが、概ね問題ありません。100均の支柱は近年改悪されて耐荷重性が低下しており、きちんとホームセンターで購入した方が結局のところ安上がりです。

 我が家では冬場、近隣の家や自宅のカーポートで陽が遮られる為、棚を高め(コンテナ3段積み)に作っています。これで概ね5時間くらい日照を確保しています。夏場は逆にひさしが陽を遮るので、2段積みで低く作り日照時間を稼ぎます。

 アルミラックも高さが自由に変えられるので棚に使用しています。我が家はルミナスのガーデンラックです。ただシステムトレーに合わせて天板を選んだ方が、スペースを有効活用できるので、新規購入の方は検討した方がよいと思います(私も先に気付きたかった・・・)。

我が家のフレーム

 我が家では上の写真のように、栽培棚に支柱で枠組みを作り、ビニールを掛けてフレームとしています。フレームの枠には細い2m支柱(後述しますが失敗でした・・・)、ビニールには透明マルチを使用しています。透明マルチはホームセンターで1m × 100mで約700円でした。かなり薄いです。

 薄い透明マルチだとアガベやブロメリアは突き破ります。またサボテンも突き破らずとも擦れて表面が傷だらけにになってしまいます。これくらいの穴で気温が急変することはありませんが、気になる方は余裕を持った配置にするか、厚手のものにした方がよいかもしれません。

 結束にはゴムバンドが使いやすいです。縦横斜めと好きな方向で結束でき、また3本以上まとめられる為、汎用性が高いと思います。

 100均のプラ製ジョイントも便利ですが、歪むとこのジョイントごと歪んだり外れたりするので、やはりゴムバンドがストレスフリーです。右のパッカーも必須ですが、洗濯ばさみ型のものの方がビニールを傷めず良いかと思います。

失敗談その1

 自宅に設置したフレーム(幅6m×奥行0.5m×高さ1.5m)です。背面部が家屋に接しているからか、下部は密閉しておらず隙間風がある割に、冬場は-1℃~25℃くらいで推移していました。

 下の写真で分かる通り、フレーム枠には細い2m支柱を使用しました。斜交いもいくつか入れたのですが、風に煽られると歪んでその都度手作業で復旧せざるを得ず、手間のかかる作りでした。支柱を地面に差す、あるいは斜交いをたくさん入れるなどすれば、安定感がでるかもしれませんが・・・。

 更に失敗だったのは、吊りものです。フレームの北側側面にチランジアや洋蘭を吊っておいたところ、微妙に西日が当たるポイントだったようで、大量の草を焼き殺してしまいました。ものによっては真冬のフレーム内でもこのような事故が起こってしまいます。

失敗談その2

 第二草置き場に設置したフレーム(幅3m×奥行1m×高さ0.5m)です。トンネル支柱を使用していて歪みには大変強く、小さい割に安定感があります。

 12月まではうまくいっていたのですが、規模が小さく1月~2月までは-5℃~45℃と内部温度が乱高下し、特に写真右側のベンケイソウ科多肉を多く枯らしてしまいました。

 敗因はおそらく小規模で気密性を上げ過ぎたこと(温度が上がりすぎる)、下部を密閉してしまったこと(冷気が抜けない)などなど・・・。草の犠牲も大きく、苦い経験でした。

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